多発性内分泌腫瘍症の診断基準と重症度分類について
日本内分泌外科学会会員の皆様へ
現在、多発性内分泌腫瘍症が厚生労働省科研費補助金 難治性疾患克服研究事業の難病指定候補に採択され、札幌医科大学櫻井晃洋教授を研究代表者とした多発性内分泌腫瘍症(MEN)班でその指定に向け、準備が進められています。指定条件のひとつとして疾患の診断基準、重症度分類、診療ガイドラインを作成し、それらが関連学会で承認されることが必要とのことで、本学会にもMEN班からその要請がありました。そこでMEN班により作成されたMENの診断基準と重症度分類を、MEN班と本学会の教育啓蒙委員会との間で吟味・検討を重ね、このたびMEN班から最終案が提示されました(MENの診療ガイドラインについては内分泌学会の支援下で金原出版から成書としてすでに出版されており、本学会からはこれを推奨するという形を検討しています)。今回、提示されたMENの診断基準と重症度分類を会員の皆様に公開いたしますのでこれらに対してご意見のある方は、1月9日までに運営事務局(jaes@totalmap.co.jp)までお送りください。
教育啓蒙委員会
委員長 日比八束